銀次じゃよ。
新社会人のみなさんは、いよいよ長い人生の本当の入り口に立ったわけで、おめでとうと言わせてもらうわい。・・・と同時に、これから精神的にも経済的にも更に自立していく修行に突入するわけじゃから、ご苦労様とも言っておこうかのう。
わしの名前は「自由人 銀次」というのじゃが、昨年に40年間勤めた会社から引退し、また新たに第二の人生を歩み始めた年寄りじゃよ。この歳になってもまだ老けこみたくなくて、新しい挑戦にあけくれとるんじゃが、現代の若者にも年寄りの要領をぜひ知ってもらって、目先の苦悩から解放されてもらいたいのじゃ。
新社会人の苦悩は人間関係と仕事のプレッシャー
もう5月じゃのう。毎年この季節は、新社会人が会社勤めでの人間関係や、仕事のプレッシャーに悩みだす季節なんじゃよ。年齢的には20歳をこえて大人になっとるが、社会人としては1年生じゃから、新しいプレッシャーに苦悩することは誰しも経験する通過点じゃな。
ほとんどの場合は生き抜くために我慢して人間力を磨いているうちに時間が解決するのじゃが、現代の「親のしつけ」や「ゆとり教育」では「人間としてたくましく育てる」部分が少ないので、プレッシャーに負けて会社を辞めたくなったり、最悪の場合にはうつ病や自殺を考えてしまうケースもあるみたいじゃな。
以下は、厚生労働省が調査した労働安全衛生調査の結果なのじゃが、世代関係なく働いておる50%以上の人がストレスを感じておるのじゃ。
- 現在の仕事や職業生活に関することで、強いストレスとなっていると感じる労働者は 55.7%
- 主な理由として、「仕事の質・量」が 57.5%と最も多く、次いで「対人関係(セクハラ・パワハラを含む。)」が 36.4%、「仕事の失敗、責任の発生等」が 33.2%。
マイナスをプラスに変える心のテクニックとは
年をとるとみんな分かることで、笑い話になる「新社会人の苦悩を解決する秘訣」とは、ズバリ「明日を夢見て今を楽しむ心の境地」を持つことなんじゃよ。
誰でも毎日笑って楽しく自分らしく暮らしたいと思うじゃろ。簡単なんじゃ。その自分の望むとおりに生きればよいだけなのじゃ。わしは自分の人生経験の中で、現在でも人生の目標を持って過ごしているのじゃが、日々の暮らしの中では現実の生活とのギャップを楽しむようにしとるんじゃ。
たとえば月に1度のぜいたくで高級和食を食べることを目標にしながらも、今日のご飯のおかずがサバの塩焼きならば、「サバはDHCが含まれていて体に良いし、脂も乗っていてうまいのう」と考えるようにしているのじゃ。
すなわち、嫌な気持ちを無理矢理に理由をつけて、楽しむ癖を身につけるのじゃよ。すると何事に対してもプレッシャーを軽減できて、楽しく過ごせることになるのじゃ。
「笑顔と元気」を無理矢理でも身に付ける
新社会人の人は1年生なのじゃから、自分が将来に向けてたくましく成長したいじゃろ?・・・今感じているプレッシャーや悩みは、人間修行としての授業なんじゃよ。学校に行くにも授業料を払って教えてもらうのに、会社では逆に給料をもらって修行できるのじゃぞ。何も悩む必要は無いのじゃ。そしてそのことを身に付けるのには、とにかく「笑顔で元気よく対応し続ける」ことが、成長の近道なんじゃよ。
感情や理屈が先行して、自分が納得できないことには不機嫌になってしまっていないかい?・・・時間の無駄じゃよ。いずれ誰でも気づくし、どうせ乗り越えなければならないストレスなんじゃから、笑顔で楽しく乗り越える心のゆとりを早く身につけることじゃぞ。
まとめ
人は楽しくなくとも笑顔で笑っていると、だんだんと前向き志向が身に付くものじゃし、辛くとも元気なふりをしているだけで、自分も周りも明るくなるものじゃ。キーワードは簡単に考えて、「とにかく走り続ける」ことじゃよ。何事も慣れなんじゃ。頭が考えたことを実際に行動し、そして慣れることで「心のゆとり」につながるというわけじゃ。
わしは最近になって「銀次の志」という本を書いたんじゃが、若者は日本の宝じゃから新社会人のみんなにも人生を楽しく生き抜く要領を身に付けてもらいたいのじゃ。とにかく逃げずに乗り越える気概が、人間力を養う秘訣じゃよ。
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