ブロガーののぞみんです。
今回は、新入社員のためのビジネスマナーシリーズとして「お茶とコーヒーの出し方」についてご紹介したいと思います。
本記事を読んで、マスターしちゃいましょう!
お茶の入れ方
1.茶飲みにお湯を入れる
まず、お茶を入れるときはさきに人数分の茶飲みを用意します。そして、お湯を茶飲みの8部(約60ml~80ml)あたりまで入れましょう。
2.ティーポットに茶葉を入れる
次に、ティーポットで、1度に何杯作ることができるのか確認してください。そして、作れる分だけの茶葉を入れましょう。1杯あたりに必要な茶葉の量は、ティースプーン1杯(約2g)が適量です。
たとえば、3人のお客さんにお茶を出す必要があるのに、ティーポットで1度に作れるお茶の量が2杯までだった場合は、先に2杯分を作ってから、あらためて1杯分を作りましょう。
ティーポットは、お茶を入れて注ぐときに使われる道具のこと。
ここでは、「ティーポット」と表現していますが、「急須」のことです。急須の意味や読み方を知らなった人はぜひこの機会におぼえておきましょう。
3.ティーポットにお湯を入れる
ティーポットに茶葉を入れ終えたら、さきほど茶飲みに入れていたお湯をティーポットにうつしかえ、約1分待ちます。
4.茶飲みにお茶を入れる
1分たったら、お茶を茶飲みに交互にいれてください。お茶は均等に1適も残さずに入れましょう。
5.お盆にお茶をのせる
お茶を入れ終えたら、お盆に「お茶」と「茶たく」そして「ふきん」を置きます。これで準備完了です。
茶たくは、茶飲みの下に置かれる受け皿のこと。
お茶の出し方
1.お盆は右手が自由になるように持つ
お盆は、部屋をノックできるように片手でも持てるようにします。左の手のひらが中心にくるように持てば安定するでしょう。もちろん、お茶を運ぶときは両手で持ちましょうね。
2.部屋のノックは3回する
部屋の前についたら、ノックを3回し、「失礼いたします」と声をかけてから中に入ってください。
3.お盆は両手で持つ
部屋に入ったら、ドアを閉め、笑顔で軽く一礼をします。お盆は胸より少し低い位置で持つとキレイです。
4.サイドテーブルへ移動する
一礼がすんだら、サイドテーブルへ移動しましょう。もし、サイドテーブルがない場合はメインテーブルの端に移動します。
5.お茶の用意をする
テーブルについたら、お茶の用意をします。まずは、茶たてをテーブルに並べましょう。次に茶飲みの底をふきんでふき、1個ずつ茶たてにのせていきます。
6.「上座」の人から出す
お茶を出す準備ができたら、「上座」に座っている人から順にお茶をお出していきます。「上座」とは、「入口から遠い席」そして「長椅子」であることが基準になりますので、おぼえておきましょう。
7.入口から遠い席が「上座」
ただし、「長椅子」が図のように入口付近にある場合は、「入口から遠い席」が「上座」となります。
8.会議室の場合は中央の席が「上座」
会議室といった座席の多い部屋では、中央の席が「上座」になりますので、おぼえておきましょう。
9.お茶は右後ろから出す
お茶は、右後ろから「どうぞ」と声をかけ、両手でテーブルに置きます。
10.ただし、時と場合による
ただし、後ろがせまくて通れない場合や、邪魔になる場合は「前から失礼いたします」もしくは「どうぞ」と声をかけ、前からお茶をお出ししましょう。
11.お茶を出し終えたら必ず礼をすること
お茶を出し終えたら、ドアの入口付近で「失礼いたします」と声をかけながら、一礼します。一礼がすんだら、退室しましょう。
コーヒーの場合
1.シュガーとクリームの置く位置をおぼえる
コーヒーの場合は、お茶と違い「スプーン」、「シュガー」、「クリーム」をソーサーに置く必要があります。また、置く場所にもルールがありますので、画像を頼りにおぼえておきましょう。お客様にコーヒーをお出しするときは、右手で持ちやすいようにカップとスプーンの持ち手を右側にしてください。また、シュガーとクリームも見えるように前へ配置しましょう。
ソーサーは、コーヒーカップの下に置かれる受け皿のこと。
2.複数のコーヒーを運ぶ場合はお茶と同じ
複数のカップを運ぶ場合は、お茶と同じくお盆にカップとソーサーを分けてスペースを確保しましょう。
最後に
いかがだったでしょうか。
これで「お茶・コーヒーの出し方」についてだいぶ知識が深まったかと思います。
あとは、実戦あるのみですね。
これから先、実際にお茶出しをしたときに、手が震えてカタカタしたり、表情が緊張で硬くなったりすることもあるとは思いますが、すべては慣れですので安心してください。
以上、のぞみんのお茶の入れ方・出し方講座でした。
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